各種検査
唾液コルチゾール検査
「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」という言葉をご存じでしょうか?
近年、体調不良で検査をしても原因がわからないという不安を訴える患者様が増えています。現代人は、日常的にさまざまなストレスを受けています。副腎から分泌されるコルチゾールは、このストレスから私たちの心身を守ってくれています。
しかし、強いストレスが慢性的に続くと、副腎も疲れ、コルチゾールの分泌が追い付かなくなり、身体にさまざまな症状が現れます。
以下の症状に覚えはありませんか?
- 朝、起きるのがつらい
- ぐっすり眠っても、まだ疲労感がある
- 塩辛い食べ物が無性に欲しくなる
- 以前楽しんでいたこともすべて億劫に感じる
- 日常的なことがとても疲れる
- 性欲の低下
- ストレスに対処出来ない、イライラしやすい
- 病気や怪我、外傷から回復するのに時間がかかる
- ベッドや椅子から立ち上がるとき、クラクラする
- 軽度のうつ(人生に何の意味も感じられない)
- 人生の全てがむなしい
- PMS(月経前症候群)の悪化(手足のむくみ、頭痛、乳房の張り、下腹部の痛み、ふさぎ、不安、怒り、イライラがひどくなる)
- カフェインがないと仕事ができない
- 思考がまとまらず、ボーっとする
- 記憶があやふや
- 午前10時まで目覚めない
- 午後3時から4時の間はぼんやりしている
- 夕食後、やっと元気になる
- 仕事がはかどらない
(医者も知らないアドレナル・ファティーグ ジェームズ・L・ウィルソン著 中央アート出版社より引用)
上記の症状に1つでも当てはまれば、副腎疲労の可能性が考えられます。もし、4つ以上当てはまる場合には、「唾液コルチゾール検査」で十分に副腎が働いているかどうか調べてみることをお勧めします。副腎疲労の治療は、原因となるストレスの同定・除去や、生活習慣の改善、サプリメントを用いた栄養療法などが中心となります。
唾液コルチゾール検査の方法
一日4回(8時、12時、16時、24時)唾液の採取をします。唾液中に含まれるコルチゾールの日内変動を調べます。
正常な場合:朝の値が最も高く、時間が経つにつれて下がります。
副腎機能が低下している場合:朝の値が低くなるなど、分泌パターンに変化が見られます。
こういった値の変化によって副腎疲労の度合いが分かります。(唾液の接種だけの検査ですので、身体への負担はほとんどありません。)
検査費用:16,500円(税込)※自費診療